

2018年10月21日8:57 PM [ビジネス]
さあ、怪しげな題名で始まりました。
あなたの、
人生を変える幸せの床屋学校。
用務員の三添大地です。
さて、理容業界というのは、技術技術また技術の業界である。
技術が良くなれば、お客様が増えると思っている人の集まりなのである。
「えっ、そうじゃないの?」
って思ったあなた。
・あなたの会社には、なぜ営業が必要なの?
・テレビでは、なぜ大手企業が多額の費用をかけてCMしているの?
・youtubeでも、Instagramでもなぜ広告が流れてくるの?
・コンビニは何故いい立地をとろうとするの?
・あなたの家のポストにはなぜ毎日広告が入ってくるの?
物が売れるには、
残念ながら商品の品質がよければ売れるという単純なものではない。
もちろん商品の質、サービスの質は非常に、非常に重要なのだが、
物が売れる理由も数字ではっきり出ていて、
7対3で営業力の方が影響力があるのだ。
だから、あなたの会社には営業がいて、
大手企業は多額の資金をCMにかけているのだ。
でね、理容師はさらに集客にお金をかけない人が多い。
これは非常に非常に良くない事であり、
美容業界と戦っていかなければならないこれからの時代、
理容業界の衰退を意味すると言ってよい。
消え去ったあなたの記憶の奥底にある、
あの商店街のあの駄菓子屋や、あの文房具屋のように。
なぜこういう考えの人が多いのかというと、
理容業界というのは、
昔々、ほぼ全ての店舗が理容組合に加盟していた。
その理容組合では当時、料金設定、営業時間、営業日など決まっていて、
みんなが忠実にそれを守っていたのだ。
また、広告や宣伝もかなり制限されていたようだ。
つまり、よりお客様をお店に呼び、お店を繁盛させようと思うと、
商品力(技術力)を高めるという方法しかなかった現実があったのだ。
その名残が今でもまだまだ残っていて、
理容師は集客にお金を使わない、技術技術の人が多いのだ。
しかもその技術も、自分達の業界だけで競い合っているので、
お客様がおいてけぼり。
お客様に伝わらない細かいレベルの事を日夜頑張って練習している傾向が昔からあるのだ。
あなた(お客様)に伝わらない技術など、はたしてこれ以上必要か?
だから床屋に行くと、何をオーダーしても角刈りにされる(笑)など、
良くないイメージになってしまうのだ。
これから理容室というのはどんどん少なくなる。
それに反比例して美容業界は、未だに拡張しているという現実がある。
もはや、内輪で競い合ってる場合ではないのだ。
女性客だけでは足りない美容業界は、
地方でもメンズ市場に本格的に乗り込んできている。
最近発売されたバーバースタイルの本では、
美容師さんがメインでバーバー(理容)の技術を載せてた。
それを理容師が有り難がって買ってるんだぜ。
ちょっと情けないと思ったわ。
…まあ、俺も買ったけどよ。なんか複雑だわ。
日本では、こんな風にバーバーを名乗る美容室が出てきた訳だけど、
悪いけど「バーバー」(barber)
は、日本語で床屋、理容師の意味。
「流行ってるからって、やるなよ!」ってやっぱり思うよ。
それはルール違反だろ。
それを言うなら、
「理容室も美容室みたいな店やるなよ!」
ってなるだろうし、
理容師側も反省すべき所がある。
僕は、『カリスマ美容師時代』を経験した理容師。
「刈り上げがダサいと言われ、サインポールを出すとお客さんが減る」
そんな時代を生きてきた。
理容室登録の美容室風の店が流行ってるのも、いっぱい知ってる。
今度は、
バーバーが流行ってるからって、
ヘアスタイルと店の雰囲気だけ真似て、
資格は、美容師。
それは、止めてくれ。
理容業界ももっと市場に目を向け、
集客にお金を使うという
他業種では至極当たり前の事をやっていくべきではないか。
じゃないと、食われてしまうよ。
僕がバーバースタイルに興味を持ち、フェードカットに取り組み始めたのは6年前。
ボウズというヘア雑誌で見たんだと思う。
当時、バーバーやフェードなんて日本では全然入ってきてなくて、
「バーバーショップ」で検索したら、
バーバーショップというアカペラグループが一番上に上がってたり、
「フェードカット」で検索したら、ゴルフのスライスの事が上がってきたりで、全然情報が無かったんだ。
手に入るフェード用のバリカンもwahl社の、
スーパーテーパーというバリカンしかなくて(今の半額以下であった)、
仕方なくebayでアメリカから取り寄せたりしていたんだ。
技術は今みたいに教則本もないし、講習会もない。
アメリカのバーバーがyoutubeであげてるの腐るほど見て、
見よう見まね。
でも、最初からやってた人達はみんなそうやってたと思う。
でね、感じてほしいのは今でこそ日本の理容師美容師が、
いろんな動画youtubeであげて集客に生かしたりしてるんだけど、
6年前は皆無だった。
でも当時からアメリカやヨーロッパ、ブラジルなんかの海外のバーバーショップは、
今の日本並みかそれ以上に動画出してたんだ。
げんに僕らは、当時それ見て翻訳して勉強していたわけだからね。
それをdvdに焼いて、店の待ち合いで流してた。
うちのお客さんは、知ってるよね。
何が言いたいかっていうと、
それだけ日本はアメリカや世界に遅れているんだ。
今やっと動画でマーケティングするのが当たり前になってきているけど、
アメリカやヨーロッパでは6年前の出来事。
今はずっとずっと先に進んでいるんだろうな。
アメリカのマーケティングというのは、
日本より数段すすんでいて、
それはバーバーショップも同じ。
日本では、床屋さんというと個人経営の店が90%以上という業界。
でもアメリカでは、床屋もしっかりビジネス。
見せ方が上手くブランディングに長けている。
これは大いに見習うべき事。
もちろん、技術を高める事は非常に重要だし、大いにやるべき。
でも、お客さんを目の前に連れてくる事ができなければ、
あなたの技術は残念ながら発揮できないのが事実だろ。
マネキンの髪切ったって1円にもならないぜ。
技術が発揮できないばかりか、
お客さんが来なければお店の経営は成り立たない。
いつかは廃業届けを出さなければいけなくなる。
それで悲しむのは、お店についているファン。
お店に通ってくれているファンの為にも、
あなたは、集客し続けなければならないのだ。
それがお店を経営し続けて行くという事。
きつい言い方ですが、
技術を磨き続けたいだけの人なら雇われ続けていたほうがいい。
技術についてあえて言うならば、
技術は、上手い下手より目の前のお客さんにどれだけ真剣になれるかどうか?
お客さんがリピートしそうか、そうでないかは置いといて、
目の前のお客さんの1ヶ月間の髪型に責任を持って取り組む事。
それが技術者としてのまず最低限の入り口。
自分の技術が足りてないのを、
喋りでごまかすなんてのは言語道断で、
会話なんてのは、自分のカットに対する真剣さを見せて、
お客さんが安心してたら自然発生的に起こる事だろ。
会話が上手い下手なんてのは、リピート率に全く関係ないよ。
「沈黙が耐えられない、お客さんに気を使う。」
ならテレビでも置いといたらいいよ。
当店は、ずっとそうしてるし。
お店を立ち上げた時点で技術者である以前に経営者なのだ。
たとえ個人事業主であってもだ。
あなたの技術を必要としている人は絶対にいる。
集客、マーケティングとは、その人をあなたの前に連れてくる事。
難しく考えずに、
あなたが情報を発信し、その情報を受けてほしい人に流せばいい。
それをせずにいると、
お客さんは、あなたの技術、商品、サービスが他とどう違うのか分からない。
だから値段勝負とかいう、話になってしまうんだ。
他店とあなたのお店の違い(ウリ、強み)を見つけ、
あなたが、自分のお店に来てほしい人に向けて、
その人が見ている媒体に、見やすい方法で、
「こんなサービスやってますけど、来てみませんか?」
という。
ただそれをやるだけ。
めんどくさい?怖い?恥ずかしい?やっぱりやらないですか?
ノンキですね。
あなたの人生を変える幸せの床屋学校。
用務員の三添大地でした。
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最後までお読み頂きありがとうございました。
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